カベドンの騒音対策日記

騒音問題解決に向けたブログです。

騒音が人々の心与える影響

どうも、カベドンです。

騒音は私たちの生活に深い影響を与えています。人々の心に与える影響を、実際の数字や事例を交えて探ってみたいと思います。

公害苦情の新規受付状況

公害等調査委員会というものがあります。そこがまとめた令和元年度(2019年度)の公害苦情調査結果報告書の概要は次のとおりです。
全国の公害苦情受付件数は、典型7公害以外の件数が増加したため、13年ぶりに増加し70,458件(前年度に比べ3,655件増加、+5.5%)となった。
典型7公害では、騒音(33.2%)が最も多く、次いで大気汚染(30.8%)、悪臭(20.1%)の順に多く、この3つの公害で全体の約8割を占める。
主な発生原因は、「焼却(野焼き)(17.2%)」が最も多く、次いで「工事・建設作業(14.8%)」となっている。
「騒音」「振動」「悪臭」では、約9割が「感覚的・心理的」被害となっている。

やはり騒音に関する問題の占める割合は非常に大きいですね。

公害苦情の処理状況

苦情が解消したと認められる状況に至るまで地方公共団体が措置を講じた「直接処理」件数は、62,098件(取扱件数の82.3%)であった。
典型7公害については、約7割が1週間以内に処理されている。
「騒音」及び「振動」は他と比べ処理に長期間を要する傾向がある。

この報告書を見ると、騒音の問題は早期に解決するのが難しいことがわかります。

公害苦情処理担当の職員数

令和元年度末現在の全国の職員数は10,924人であり、98.5%は兼任となっている。

この人数が多いの少ないのかいまいちわかりませんが、兼任が多いということは、この問題を専門にやってる人はそれほど多くないのでしょうか?
なるべく行政は関わらずに、できれば本人同士で解決してくれ?的なことなのかもしれません。


騒音によるストレスが人々に与える影響について考えてみましょう。 騒音によるストレスは、私たちの心身に様々な影響を与えます。障害や耳鳴りなどの問題を引き起こします。また、心理的ストレスによって問題になる問題としては、イライラや不安感、うつ病などが挙げられます。なく、長期的には健康に訴えを与える可能性もあります。

さらに、人々が人の心に与える影響には、社会的な問題もあります。 たとえば、騒音が原因で隣人の人間のトラブルが発生することがありますし、社会問題に発展することもあります。

路地

日本では、騒音によるトラブルが年々増加しています。 2020年には、警察による騒音によるトラブルの通報が33,776件あったと報告されています。例えば、東京都内のあるアパートでは、上階の住人が歩いてうるさくて眠れないとして、下の住人に対して金属バットで殴りつけるこのような出来事は、騒音が人々の心に与える影響の深刻さを示すものといえます。

以上から、騒音が人々の心に与える影響は、非常に深刻であることがわかります。
人との距離が近いのは日本特有の住宅事情から来ているものでもあるでしょう。都市部では狭いアパートが密集して壁1枚隔ててすぐ横に人がいるなんていう状態が当たり前です。ましてや他人です。
一度ストレスを感じたら、もう根本的な解決は難しいでしょうね。引っ越すしかないです。